HYPOCRITE
このブログでもふれたけど、フランスやイタリアには美少女が活躍するコミックの伝統がある。
そんなことを書いたあと、わが家にはフランスの 「HYPOCRITE」 というコミック誌があることを思い出した。
フランス語はぜんぜんわからないが、ずうっと昔 (30年前だ)、マンガ家をこころざしていたわたしが、参考のために購入したものである。
「HYPOCRITE」 の主人公は、ロリコン・マニアのこころをくすぐるような可愛いオンナの子で、マンガの中では若いオトコの子とけっこういやらしいことでも平気でしているから、このコミックが子供向けのものではないことがわかる。
それともフランスの子供は、30年も前から平気でこんなことしていたのか。
著者はジャン・クロード・フォレ (J.C.FOREST)。
絵がずいぶん気楽なタッチですいすいと描かれているところをみると、この人も天才なんだろうと思う。
さいわいなことに現在では、「HYPOCRITE」 はネットで見ることができる。
興味のある人は著者の名前で検索してみるとよろし (検索するときはフランス語の名前で検索すること。日本語で検索するとワインの銘柄ばかり出てきてしまう)。
最近の日本のマンガ事情は知らないが、このマンガは幽霊や人魚や怪獣、ロボットなどが入り乱れるファンタスティック活劇とでもいうような作品で、日本で類似の作品をあげるとすれば、松本零士の 「銀河鉄道999」 あたりだろうか。
絵を見ているだけでいろんなイメージがわいてくる。
これこそCGアニメにしてほしい作品である。
フォレの作品では 「バーバレラ」 というコミックがすでに映画化されているが、これはマンガの主人公をなま身の人間が演じているので、イメージの飛躍に限界があってつまらない。
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