ずぼらのすすめ
先日、テレビを観ていたら、なんだか料理番組のようなものが放映されていた。
先生らしいおばさんが料理、というよりその手順について、こまごまと注意をしている。
アシスタントの娘が包丁を使うと、そのあとの処理についてああだこうだという。
包丁とまな板を使いながら、合い間に冷蔵庫のスイッチにさわったりすると、それはダメです。 細菌をバラまいているようなものですという。
使ったナベや野菜などは、これこれこうやってきちんと洗わなくちゃいけませんとか。
まるでわたしの代わりにアシスタントの娘が怒られているようなものだ。
わたしはずぼらだから、とてもこんなに神経質に清潔に注意することはできないのである。
この先生がわたしの調理方法をみたら、はたして何点つけるかしらと思ってしまう。
この先生が中国の下町にでも行って、屋台や食堂のありさまを見たら卒倒するんではないか。
でもわたしは思うのである。
地球上に棲んでいるのは人間だけじゃない。
いろんな生きものと、共存しながら生きていかないわけにはいかないのである。
清潔に注意するのもいいが、なにがなんでも細菌をシャットアウトというのは行きすぎじゃないか。
そんな生活をしているから抵抗力がなくなって、O157なんて騒ぎになるのだ。
わたしのように日ごろからずぼらな生活をして、いかなる細菌にも抵抗できる体をつくっておくことは必要である。
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