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2007年8月21日 (火)

英気と鋭気

前項の文章の中で、「英気をやしなう」 という言葉を使ったら、知り合いのHさんからコメントがついて、その中では 「鋭気をやしなう」 という言葉になっていた。
じつはわたしも最初は 《鋭気》 と書くつもりだったんだけど、ワープロで漢字変換したら、最初に出てきたのが 《英気》 だったのである。
そのへんが気になったので、念のため、わたしの持っているカシオの電子辞書で調べてみたら、正解は 《英気》 になっていた。
で、「英気をやしなう」 にしたのだけど、自信たっぷりのHさんの書きようを見て、また考えがグラついてしまった。
ネットで調べてみると 《鋭気》 を使った文章もたくさんある (むしろこっちのほうが多いくらいか)。

多勢に無勢、言葉の世界では誤用のほうがやがて大手をふってしまうことはよくある。
つまり、007の映画以降、《危機一髪》 が 《危機一発》 になり、村の観光課の配慮で 「代馬岳=しろうまだけ」 の 《代馬》 が 《白馬》 に、さらに 《白馬=はくば》 と、読み方まで乙女チックな名前に変わったのと同じようなもんらしい。
わたしは文部省の役人や学校の先生ではないので、《鋭気》 や 《危機一発》 に関しては、一般に普及しているならどっちでもいいやといういいかげんなスタンス。
しかし 《代馬岳》 については、もともと代掻きのころ、残雪の中に馬の形があらわれる山という意味だったそうなので、こういう民話的で素朴な意味が誤用されるのはつらいなと思ってしまう。

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コメント

コメント来ると思ったでしょう。 
わたしの「鋭気」は決して自信たっぷり、と言うわけではありません。変換したら出てきたので素直にそのまま使ったまでです。投稿してから、アレー!字が違うと思いましたが、懐の広い李白さんだから十分理解は得られる。とばかりにそのままにしてしまいました。
他意はござらぬ!しかし 李白さんを惑わせたとしたら、それはごめん!でありまする・・・・

白馬岳の話はなかなか興味深く思いました。
誤用されるとありましたが、たしかに民話的で素朴ないみは損なわれてしまうことはあっても、農民の生活の中にはしっかりと根付いているところもあるようです。

白馬岳をしろうまだけ、と読み山の残雪が春に溶け出し山肌の残雪が、馬の形になったら田んぼに苗を植えるのだそうです。フムフム・・・と感心したものでした。
代馬岳が白馬岳になったとの話は知りませんでした。
また、学んじゃった!

投稿: 森のおじさん | 2007年8月21日 (火) 16時20分

コメント来ると思っていませんでした。
わたしも最初は《鋭気》と書くつもりだったくらいだし、ネット上にも《鋭気》があふれています。
意味をうんぬんしても、違って困るほど、《鋭気》と《英気》が異なる意味とも思えません。
わたしがブログに書いたのは、むしろ007や代馬岳のエピソードを紹介するためのきっかけにすぎませんでした。

投稿: 酔いどれ李白 | 2007年8月21日 (火) 18時29分

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