« モロッコ | トップページ | ひさしぶりの散歩 »

2007年10月 5日 (金)

ヒジャーズ鉄道

Law01

映画 「アラビアのロレンス」 に鉄道爆破のシーンがある。
映画で観たときは、なんだかトロッコ列車の親玉みたいで、本物の列車を爆破する予算をケチったんだろうと思っていたけど、先日NHKで放映された 「シルクロード/激動の大地をゆく」 というドキュメンタリーに、(今でも現存する) 爆破された列車の残骸が出てきた。
じっさいの列車もトロッコ列車の親玉みたいだったから、映画は時代考証を徹底的にやったらしい。

Law02

今回の 「激動の大地をゆく」 は、アラブの歴史の中でほんろうされたヒジャーズ鉄道と、沿線に生きる人々の過酷な現実をめぐる話。
分断された国境は世界の各地に存在するけど、このドキュメンタリーにも、国境をはさんでスピーカーで叫びあう家族が出てきた。
キリストやマホメッドを生んだ砂漠の国に、神さまはさても過酷な運命を強いたものである。
現在の中東の混乱について英国の二枚舌を問う声もあるけど、「ロレンス」 映画の中にもけんけんがくがく、ぜんぜんまとまらないアラブの円卓会議のようすが出てきた。
多くの遊牧民族がせめぎあうアラブの現実をみると、この国をまとめるのはどんな人間にも国にも、ぜったいに不可能だったんじゃないかと思ってしまう。

わたしが見たことがあるのは中国のシルクロードだけだけど、カシュガルへ向かう列車の中で雨あがりの砂漠を見たことがある。
ぬれた砂漠というものはとっても清潔な感じがした。
わたしはいまでも中東の砂漠の国にあこがれているけど、これらの国のすべてを平和に旅することは、わたしが生きているあいだはムリなのかと絶望的な気分になる。

|

« モロッコ | トップページ | ひさしぶりの散歩 »

(NHK)テレビより」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヒジャーズ鉄道:

« モロッコ | トップページ | ひさしぶりの散歩 »