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2007年10月19日 (金)

パオの物語

051前々項で、インドとイスラムの女性が民族服にこだわるのは世界の奇観と書いたけど、昨夜のNHKで放映されたアジア・フィルム・フェスティバルの映画は、ベトナムの少数民族を描いた 「パオの物語」。

世界の奇観といえば中国、ベトナムの国境にすむ多くの少数民族もそうだった。
このあたりの女性も、お祭りのような特別の場合ではなく、ふだんの日常生活で固有の民族服を着ていることで知られている。
もちろん有名なベトナムのアオザイのことじゃありません。

映画はじっくり観ているヒマがないので (最近ブログをかけもちして、著述業みたいな状態になっているので、わたしも忙しいのである)、早送りで観たかぎりでは、ヒロインが大人びているのが気にくわんけど、中国の雲南省、ひいては日本の古い農村を思わせる建物や風景がすばらしい。
古い時代に日本や韓国でおこなわれていた歌垣 (うたがき) という行事も出てくるようで、日本と東南アジアとの関連についても思いをはせることができてしまう。
映画の質についてはまだなんともいえないけど、とりあえず、ここまでわたしの興味が満載なら文句はいわないことにする。
※写真は中国の上海に出稼ぎにきていた雲南省の少数民族のオンナの子。

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