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2007年10月31日 (水)

歴史に学ぶ?

アノ朝日新聞がときどき 「歴史は生きている/アジアの150年」 という企画を載せている。
なにしろ見開き2ページなので、そうとう力をいれた企画らしい。

先日はここに 「満州事変と 『満州国』」 という記事が載った。
当時の生き証人にいろいろ話を聞いたりしているんだが、まず注意しなくちゃいけないのは、当時 (ひょっとすると) もろ手をあげて日本の進出を歓迎したかもしれない中国人でも、現在ではけっしてそんな証言はするはずがないということ。
この生き証人は、満州の小学校で日本人教師に殴られたり差別されたといってるが、学校の先生にもいろいろある。
わたしも小学校のころ、先生に殴られたことがあるけど、それでもその先生のことをなつかしく思い出してしまう。

たとえそういうことが忘れられないほどの憎しみとして残ったとしても、そもそもこの生き証人が小学校へ行けたのはどうしてかということまで考えてほしかった。
日本が進出するまえの中国東北地方に、まずしい家庭の子供でも通えるような学校がどれだけあったかということである。

日本は中国人や朝鮮人に対して優越意識を持っていたともある。
それはけしからんことだけど、それでは欧米列強はどうだったのか。
イギリスにしてもフランスにしても優越意識は日本どころじゃなかった。 彼らはアジア人そのものをひっくるめて一等下級の民族と見下していた。
つまりそれが当時の状況であって、アジアの中でひと足先に近代化に成功した日本 (の一般庶民) が、旧弊な王朝の下で、抑圧され、生きる望みも失ったような生活をしていた人々を見れば、遺憾なことではあるけど、ある程度の差別意識をもったとしても不思議じゃない。

朝日新聞はつねづね歴史を勉強しよう、歴史に学ぼうと言っている。
しかし歴史を学ぶなら当時の状況を正確に把握することが第一歩であって、朝日新聞のように自分たちに都合のよい状況だけを拾い出して、現代の感覚で処理しようという姿勢は完全にまちがっている。

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受信: 2007年10月31日 (水) 14時29分

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