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2007年12月13日 (木)

ワーキングプアの2

ブログでワーキングプアについてふれたら、トラックバックがついた。
トラックバックというとろくなものがない場合が多いけど、このトラックバックはまじめなものらしい。
この問題に関心をもっている人が多いらしく、それをたどるとさまざまな論争の場に引き込まれる。

わたしは自分のブログだけで手いっぱいなので、論争に加わる気がないんだけど、先日に放映されたNHKの番組について、気のついたことをひとこと。
番組の中にまだ30代で、ゴミ箱をあさって週刊誌を集める男性が登場した。
彼がワーキングプアが固定化した社会システムに絶望して労働意欲をなくしたことには同情するけど、いくらなんでもゴミ箱あさりとは。
もうすこし若ければ自衛隊に入ればいい、建築現場の飯場に住み込んでもいい、生活は苦しいけど、たとえばタクシー運転手をしたって、ゴミ箱あさりよりはマシな生活ができるだろう。

じつはここに挙げた三つの仕事は、すべてわたしが経験したことのある仕事ばかりである。
そうやっていくらかでも人間らしい生活をしていれば、共稼ぎでもしようという相手にめぐりあうかもしれない。
すくなくともこの男性に関しては、絶望するにはまだ早いぞと思ってしまうのだ。
ほかにも同じように人生を投げた若者がいるなら、老婆心からわたしは彼らを叱咤激励する。

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