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2007年12月 1日 (土)

友竹進一さん

0049

朝日新聞にジャック・マイヨールのことが載っていた。
マイヨールは知る人ぞ知るの有名なフリー・ダイバーで、人類史上初めて素潜りで 100メートルを超える記録を出した人としても知られている。
わたしもダイビングに凝ったことがあって、その名前はよく知っていた。
マイヨールだけではなく、ダイビングを通じて知り合った著名人は多い。
もっとも知り合ったといっても、ほとんどは名前を知ったとか、はたから望見しただけだけど。

ダイビングをする人なら伊豆にある海洋公園はよく知っていると思う。
もうだいぶ昔になるが、ここへ潜りに行ったとき、公園のフロントに雑用係りみたいなおじいさんが働いていた。
そんなエライ人には見えなかったけど、先輩のベテラン・ダイバーに教えてもらってびっくりした。

この人は友竹進一さんといって、日本におけるダイビングの先駆者みたいな人で、ジャック・マイヨールの潜水競技の立会人も勤めたことがあるという。
映画 「グラン・ブルー」 を観た人は知っていると思うけど、素潜りの潜水競技というのは、海底に垂直にたらしたケーブルづたいに、重りをつかんだダイバーがいっきに潜水していくものである。
限界まで達したと考えた競技者が重りから手をはなして浮上すると、重りは手をはなした場所にとどまるから、それを検証することで競技者が何メートルの深度まで潜ったかわかる。

へえ、すごいですねえと、素潜りではせいぜい5メートルぐらいしか潜れないわたしは感心した。
ところがこの競技には立会人というのがいて、彼はあらかじめ深海で待機していて、競技の確認、万が一競技者にアクシデントなどが生じた場合、救出にあたったりするのだそうだ。
えっ、それじゃそっちのほうが大変なんじゃないのと、わたしはさらにぶったまげた。

じつは立会人はタンクを背負っている。
こちらはスキューバ・ダイビングであって、素潜りではない。
だからといって誰でもできるわけではない。
ふつうのダイバーは空気の入ったタンクを背負っているが、立会人のような常識はずれの潜水をする場合は (たしか) 窒素を使うとのことである。
ジャック・マイヨールのように 100メートルも潜るとなると、そこはもう光の届かないまっ暗闇の世界である。
そんなところで待機している立会人の孤独を想像すると、えらい仕事があったもんだと思ってしまう。

最近ダイビングもご無沙汰しているので、友竹進一さんを見る機会もなかった。
ネットで調べたら、残念なことにすでに故人になられたようだ。ご冥福をいのる。
※写真は当時わたしが撮ったもので、撮られているのは友竹さんではなく、先輩のベテラン・ダイバー。

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