セント・ジェームス病院
一般にはあまり有名じゃないけど、ジャズのスタンダード・ナンバーといってもいい 「セント・ジェームス病院」 という曲がある。
わたしがはじめてこの曲を聴いたのはサッチモの歌によるもので、哀愁をおびたメロディにいっぺんにとりこになってしまった。
サッチモはこの歌を何度も吹き込んでおり、彼の相棒のジャック・ティーガーデンの歌もなかなか味があって捨てがたい。
めずらしいところ (わたしが持っているもの) ではジャニス・ジョプリンの海賊版みたいなレコードもある。
最近のわたしがよく聴いているのは、カントリー歌手のラトルスネーク (がらがらへび) アニーさんが歌っているものである。
だいたいにおいて、「サマータイム」 や 「黒いオルフェ」 などのように、オリジナルが素晴らしい歌というのは、誰がうたっても素晴らしい場合が多い。
あんまり素敵な曲なので、わたしは歌詞を翻訳してみようと考えた。
ときどきこういう無謀なことをするのがわたしのわるいクセで、ろくに英会話能力もないわたしに、スラングや特殊な用法の多い歌の歌詞を訳すなんて、どだい無理な話なのである。
さっぱり意味がわからず放り投げようとしていたとき、パソコンの自動翻訳を利用することを思いついた。
しかしパソコンの翻訳というのは、あのウィキペディアよりさらにアテにならないものである。
まあ、それでも参考ぐらいにはなるだろうと、パソコン翻訳以外にも、ネットでいろいろ調べて、ようやくこの歌は死んだ彼女に会うために病院へ行く男の心境をうたったものであるらしいことがわかった (違っていたらゴメンナサイ)。
レッド・ガーランドがピアノでこの曲を演奏していて、これもなかなかいい演奏らしいから、CDを購入することにした。
ネット通販で申し込んで、2、3日中に到着するはずだ。
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