なつかしき人々
朝日新聞の夕刊に 「ニッポン人脈記」 という連載があって、いま海にまつわる人脈が取り上げられている。
ここに益田一さんや中村宏治さんというなつかしい名前が出てきた。
わたしが昔ダイビングに凝ったことは、このブログの12月1日の記事でふれたことがあるけど、その時名前をあげた友竹進一さんと同じように、伊豆の海洋公園で何度か見かけた著名な御二方のダイバーである。
友竹さんも有名な古参ダイバーだったけど、益田さんは当時東海大学の先生で、すでに大御所というべき存在だったから、わたしのようなヒヨっ子ダイバーが直接話のできる相手ではなかった。
何度か海洋公園で遠目に拝見したくらいである。
残念ながらこの人もも3年ほど前に亡くなられたようだが、わたしの部屋にはこの人の作ったハンディな海中動物図鑑が今でもある。
当時からちょっと頭部のうすかった、お相撲さんのような体型の中村宏治さんも、海洋公園でよく見かけた。
この人が水中カメラと、並列にならべた2本のタンク2組を、ひとりでかかえて海に潜っていくのは圧巻で、プロの体力と根性に感動したものである。
なんでもこのタンクを背負い、接写レンズつきのカメラを構えて、海底の1カ所で、何時間もじっと撮影チャンスを待つのだそうだ。
小指の先ぐらいしかないような小さなエビや貝類のすばらしい写真は、プロがこういう執念でとらえたものである。
体力も根性もないわたしは、沖縄で女の子の写真なんか撮ってよろこんでいた。
これは沖縄の鳩離島という無人島にて。
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