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2008年3月22日 (土)

土筆ん坊

096

土筆ん坊である。
野川のほとりを散歩していたら、どこかのおばあさんが2人、しきりになにか摘んでいる。手にしたビニール袋をのぞいたらツクシだった。
2週間ほどまえに探してみたことがあり、そのときはひとつも見つからなかったから、わが家の近所の野川には生えないものとばかり思っていたけど、探し方が足りなかったようだ。
今日は暖かな日になって、サクラのつぼみもピンク色にふくらみ、もう開花はいつでもOKという塩梅だ。大きな声で公言したくないけど、わが家の近所はかくれたサクラの名所なのである。

話がそれるけど、わが家の近所には国立の天文台がある。
その正門のまえに小さな植え込みがあって、そこに春になるとキンポウゲが咲いた。
キンポウゲは黄色い小さな花だけど、花の表面が金属のような光沢を持っているのでわかりやすい。
ところがここ3、4年、天文台のまえの通りが拡張されて、植え込みも新しく作り直されてしまった。
その後確認に行ってないのでわからないけど、キンポウゲはどうなっただろう。
人間が知らず知らずのうちに絶滅させてしまった動物や植物は多いのだ。ちょっと心配である。

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