テレビ電話
中国の友人から電話がかかってきた。
これだけでもめずらしいのに、なんとテレビ電話である。
じつは最近わたしのパソコンにWEBカメラをつけてテレビ電話を始めたんだけど、インターネットを使えば、いちおう外国とでも無料で話せるというたてまえになっているものの、ほんとにタダなのかいと半信半疑だった。
タダでテレビ電話ができるなら、NTTはどうなっちゃうんだ。
誰も金払って国際電話なんかするやつはいなくなっちゃうんじゃないか。
そう考えると、タダってのはいくらなんでもムシがよすぎるような気がする。
そんなときはじっさいに外国へ電話してみればいいんだけど、そうそう外国にたくさんの友人がいるわけじゃない。
たまたま中国にEメールをやりとりしている友人がいたので、アンタもWEBカメラをやってみたらと勧めておいたら、相手のほうが電脳についちゃ先進的だったようだ。
わたしがうじうじと考えているうちにさっさと電話をかけてきたものである。
この時点でわたしはテレビ電話のために特別な料金は払っていない(カメラは別)。
それなのにパソコン画面にはちゃんと相手の映像が写った。
今度イヌを飼い始めたんだそうだ。
会話が不自由だったので筆談みたいなこともしたが、こちらが書いた文章をカメラのまえにかざすと、相手はそれを読んで返事をしたから、こちらの映像もちゃんと向こうに届いていたことになる。
うーむである。
素晴らしい時代になったつうか、おっそろしい時代になったつうか。
日本の電話会社の命脈も風前のともしびだな。
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