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2008年3月17日 (月)

タイ料理

わたしは仲間うちでやっているパソコン同好会の主要なメンバーである。
パソコン同好会といっても、ねらいは会終了後の飲み会にある、というメンバーばかりである。
それはそれでいいけど、いいトシをしたおっさんばかりだから、行くところはだいたい赤チョウチンの和風飲み屋みたいなところばかりだ。
ふだんのわたしは飲むために外出することが少ないので、たまに出かける店がそんなところばかりでは物足りない。
昨日はひさしぶりに、あまり呑ん兵衛ではない別の友人といっしょだったので、変わったものを食べにいくことにした。
食べなれている人には笑われてしまうけど、2人ともこれまで美味の探求には無縁の人である。

吉祥寺の東急デパートの横のほうに 「××タイ」 というタイ式レストランがある。
ちなみにこの店の名前は、13世紀にタイ族によって成立した王朝のことで、幸福の夜明けという意味だそうだ。

タイ料理というとトム・ヤン・クンというものが有名だけど、わたしは食べたことがない。メニューを見たけどもちろんさっぱりわからない。
そこで適当にタイ式雑炊、ホタテとアスパラガス炒め、グリーンカレー、タイ式冷や奴、そしてタイのビールを頼んだ。

最初に持ってこられたのは、上に卵焼きが乗っているカレーライスのようなもので、これはカパオ・カイダーオというタイの人気料理だそうだ。
しかしそんなものは頼んでない。
おかしいとよく確認したら、メニューのホタテ、アスパラ炒めのすぐ上にあったので、コレと指で指したときまちがえたらしい。
さいわいまだ雑炊が作り始めてなかったので、そっちをキャンセルして間違いのほうを食べることにした。
いっしょに行った友人がライスを見て、タイ米だねという。

料理はどれもなかなか美味しかった。
すぐにわかったのはさまざまな香辛料が使われていて、ひじょうに複雑な味ということである。
暑い国のせいか辛いものが多い。
カパオ・カイダーオに福神漬けのような妙なものが添えられていたので、ナンダ、コレといって中身をつまんでみた。
かじってみてそれは唐辛子を刻んだものであることがわかった。
まもなく口の中に火がついた。あわててビールで消火する。
グリーンカレーなるものを注文した友人は、初めて食べるというのでビビっていたけど、これもけっこう美味しかった。
冷や奴は中国の味がした。
友人が香菜だろうという。
なるほど。
わたしは中国にはよく行っているので、そう言われれば、この強烈な香りのする野菜はおなじみである。

どっちかというとわたしは偏食のほうで、食べ物については好き嫌いが多いんだけど、たまに食べる変わった料理はいいものだ。
世間ではファミレスというものが幅をきかせているみたいだけど、なぜか微妙に美味しいと思えない。
東南アジアのエスニック料理は、これからしばらく探究してみようかという気にさせられてしまう。

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