忘れ物
ここんところブログの更新がだらけているけど、べつに書くことがなくなったわけじゃない。
それどころか世間にはあいかわらず欺瞞や不公平が山積みで、正義の一言居士を自称するわたしとしては、発言したいことはごまんとあるのだが、その一方でわたしごときが何を言っても世論の向きを変えられるものかと、無気力を自覚してうんざりしてるのである。
そういう高尚な問題はさておいて、ちとくだらない話題をひとつ。
月曜日の朝、用事があっていつも持ち歩いている手提げバッグを探したら、なぜか見つからない。
そういえば日曜日の夜に帰宅したとき、ユニクロで買ったばかりのジーンズ以外手ぶらだったような気がする。
いっしゅん青くなった。
バッグの中には、有価証券(株だの債権じゃないけど)が10万円ぐらいと、銀行から下ろしたばかりの10万円、ほかにも銀行カードやクレジットカードが入っていた。
あわてて銀行やカードの発行元に電話してカードの使用を停止してもらった。さいわいカードが使用された痕跡はないらしい。
警察にも電話してみたが遺失物の届出はないという。
そりゃそうだ。現金が入っていたのでは、このせちがらい世の中、落し物として出てくる可能性はすくないんじゃないか。
だいたいこんなときにかぎって免許証だけはバッグから出してあった。
これはバッグを紛失するという前兆だったのかも。
日ごろ、金なんかに不自由はしていないと豪語するわたしにも、あわせて20万円の紛失はイタい。
それだけあったら2カ月は食えるし、でなけりゃ1泊旅行が2回はできる。
最後に、ひょっとしたらと小田急バスに電話してみた。
日曜日の夜はそのバスで帰宅したのである。
預かっていますよという返事だった。
あっけない結末だった。
ひと騒がせだった。
ホッとした勢いで、この顛末をついブログに書いてしまった。
人生にはこんなふうに毒にも薬にもならない事件もあるという見本のために。
写真はキンポウゲで、毒にも薬にもならない写真であると書こうとしたんだけど、これは漢方のほうで使われる薬草であるそうだ。
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