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2008年7月 5日 (土)

奇妙なスッポン

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散歩道で変わったスッポンを見た。
背中にきれいな水玉模様があるのである。
最初は孵化したばかりのスッポンのみどり児かなと思った。
動物の中にはイノシシやシカのように、子供のころだけ体の紋様が目立つものがいる。
人間だって子どものころはお尻が青い。あっ、これは関係ないか。

しかし卵からかえったばかりにしては大きい。
甲羅だけなら15センチくらいはありそうだ。
それに、わたしは中国を何度も旅していて、あちらの市場で食材としての大小さまざまなスッポンを見たことがあるけど、こんなスッポンはいちども見たことがない。
しかし、東南アジアやアマゾンのほうには、こんな紋様入りのスッポンがいるということを何かで読んだような気がする。
たぶんどこかのペット・ショップで売られていた外国産のスッポンが、もてあました飼い主に捨てられたのではないか。
環境のほうではいろいろと困った問題があるらしいが、こういうスッポンがもともといたスッポンと交尾して繁殖すると、わが家の近所の魑魅魍魎に新しい顔ぶれが加わることになる。
日本もいよいよ、野生動物の世界まで、多民族混淆国家になりつつあるのか。

その後ネットでいろいろ調べてみて、これはトゲスッポンという米国産のスッポンらしいことがわかった。

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