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2008年8月 7日 (木)

北京オリンピック

北京オリンピックが目前にせまった。
中国の公安関係者は、すでに今回のオリンピックでテロの発生をくいとめるのは不可能という結論を出したようだ。
つまり規模や場所はともかくとして、テロはまちがいなく起きるということらしい。

考えてみると、現在の中国ぐらい世界中から憎まれている国はないかもしれない。
社会主義に対する嫌悪感、一党独裁への非難、軍事大国化への警戒感、繁栄へのやっかみ、中華思想についての誤解から、独立をこころざす者、それを支援する者、共産党幹部に対する反目、汚職公務員への反感、抑圧されている宗教団体、商売上手な中国人がなにがなんでもキライという人など、とにかくこの世には中国はけしからんという輩がやたらに多いのである。
そういう反中国的ヒトが多いところへもってきて、中国は世界最大の多民族国家なので、いろんな顔をした人が入り混じって生活しており、オリンピック開催中は多数の外国人も入り込む。
活動家やテロリストを顔や服装で見分けるのはむずかしく、警戒を厳重にする一方で、外国に対して愛想よくふるまうことも要求される。

こんな国でテロを阻止するのはほとんど不可能ということを、公安当局も認めたかたちだ。
こうなると、ナチス・ドイツやソ連のオリンピック時代よりさらに活発、過激化しているテロリストも、晴れがましい桧舞台をおおっぴらに与えられたようなもんじゃなかろうか。
オリンピックが中国にとって国威発揚の場なら、反体制側にとっても自分たちの意見を主張する最高の機会なのである。

さて、この混沌の中のオリンピックはどうなることやら。
わたしはわざわざ混雑しているところまで出かけて、運動競技を見物しようって気にはなれない人間だから、テレビ観戦で十分だけど、別の意味で、いま世界はかたづを呑んでオリンピックを見守っているんだろうなあ。

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