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2008年8月18日 (月)

星の砂

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沖縄の西表島に 「星の砂浜」 という名所がある。
あるというより、あったというべきか。
わたしが初めて西表島に行ったのは1983年のことで、当時はほんとうに砂浜全体が星の砂でできているようなめずらしい景観だったけど、その当時でさえ、スコップで袋に入れて持ち去る観光客がいた。
その後、わたしの友人のひとりも、新婚旅行で西表島へ行って、ミヤゲだといってどさっと星の砂を持ち込んできた。
わるいやつだ。
こういうやつがいるからと思ったものの、捨てるわけにもいかず、それはガラスのコップに入れて今でもわたしの部屋に置いてある。

星の砂というのは有孔虫という原生動物で、石灰質の殻をもっていて、その殻が星の形をしているもの、という学問的なことはネットで調べればすぐわかるから説明はしない。
※ネット百科事典のウィキペディアにも素晴らしい電子顕微鏡写真が載っている。

殻に入っていたんではメシを食うのに不自由しないかなんて素朴な疑問もあるけど、余計なことはさておいて、大きさはせいぜい2、3ミリ以下で、肉眼では星の形がかろうじてわかるくらい。
ひじょうに固くて、指の爪で押しつぶそうとしてもまず不可能。
ここんところ顕微鏡にハマっちゃっているわたしにとって、恰好の観察対象だ。

写真は星の砂の顕微鏡写真だけど、こんなものが砂浜を埋め尽くしているなんて、まことに自然の驚異を見るようである。
すべての人たちが自然に畏敬の念をいだくようになれば、それをもっと大切にしようという機運も盛り上がるだろうし、「星の砂浜」 が消滅することもなかっただろうにと、もはや手遅れだけどしみじみと思ってしまう。

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