団塊のライブ
昨日の土曜日は、先輩の奥さんが亡くなったので弔問にいく。
焼香がすんだあと、ビールを飲みながら先輩にいろいろ話を聞いた。
男やもめになった先輩はこわもてで有名な人なんだけど、最後までせいいっぱいの奥さん孝行を尽くしたようだから、早死にしすぎたきらいはあるものの、不幸な人生の末路があふれるこの時代においては、まあ、故人の人生は幸せだっといえるのではないだろうか。
先輩をはげますつもりがつい長くなった。
河岸を変えましょうかと、先輩宅の近所にある、ときどき有名なタレントさんもくるというスナックに、総勢6人で繰りこむ。
この店は土曜日の夜はライブハウスになるそうである。
演奏者はエレキのギターとベース、それに店長自らのエレキ・バイオリンのトリオでなかなかユニーク。
レパートリーはベンチャーズやサンタナから東海林太郎まで飛び出して、どっちかというと団塊の世代にとってなつかしい曲がほとんどで、そのせいか客のほとんどが、わたしたちももちろんそうだが、若いとはいえない顔ぶれである。
ベンチャーズこそわたしの音楽遍歴の原点であると信じるわたしには、ひさしぶりに聴くテケテケテケはなつかしい。
この演奏にボーカル担当として、お店のママさん、そしてこの晩はプロの歌手だというきれいな女性も出演した。
客のほとんどが常連だから、最後は演奏者と一体になって、リズムはとるわ、ステップは踏むわ、マラカスやタンバリンを勝手に持ち出しての大騒ぎ。
いや、楽しいライブでありました。
興奮さめやらず帰路につくとき、ふと思い出した。
はて、わたしたちは今日はなんのために先輩のお宅へ訪問したんだっけ。
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