里山歩き
弔問に行ってもしまいには呑んで騒いでしまうようでは不健康きわまりない。
たまには健康散歩でもしたほうがよかろうと、むかしの仲間に誘われてウォーキングに参加してきた。
目的地はあきる野市にある 「横沢入」 という、ちょいとは知られた里山だそうだ。
わたしはぜんぜん知らなかったけど、四季おりおりの季節の変化が楽しそうなところである。
田んぼの入口に柵があって、立ち入り禁止の看板が出ていた。
まじめなわたしたちは、わざわざ都の管理者に電話して立ち入りの許可をとった。
この里山はかって開発業者の手で住宅地にされそうになったことがあるそうだけど、わたしたちは不動産屋ではありませんとことわる。
昼の11時ごろで日かげにある田んぼの切り株には氷が張っていた。
この季節には小動物はあまり見られないけど、褐色の山の木々にかこまれ、ススキの穂が風に吹かれていて、そろそろ人生の秋を感じ始めたメンバーのいくたりかには、わびさびの俳諧気分が身に染むところである。
里山から、そのへんの低山を登ったり下ったり、市街地のはずれにある公園まで3時間ばかり歩き、最後は立川にまいもどって、けっきょくは呑み屋で呑んだり食ったりの反省会。
やっぱりこれがなくちゃ始まらないといういつもの不健康な里山歩きだった。オイ。
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