自然の摂理
野川のほとりを散歩していたら、ほふく前進をしている大きなネコを見つけた。
なにか狙っていやがるなとその前方をみると、数メートル先の岸辺で数羽のコガモが無心にえさをあさっていた。
危ないなと思いながらそのまま観察していると、ネコははじかれたように一閃、小さなしぶきが上がったとみえたら、もう1羽のコガモが口にくわえられていた。
やれやれ。
気のドクだけど、川のこちら側にいるわたしにどうしようもない。
ネコはコガモをくわえたまま、のっしのっしとものかげに姿を消した。
これが自然の摂理というものだ。
残酷だけど自然界ではこんなことは日常茶飯事だ。
油断したほうがわるいのだ。
わたしにできることは、カモのために瞑目すること、獲物をオモチャにするネコの習性があまり発揮されないように祈ることぐらいしかない。
ただ新年そうそう、平和なわが家の周辺でこんなものを見たのにちょっとショックである。
カメラを持っていなかったのも残念だな。
と、わたしも図太い男だけど。
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