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2009年1月27日 (火)

シメ

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冬になると、夏のあいだは見られない野鳥がたくさん下野してくる。
下野という言葉は政治のほうで使われることが多いけど、ま、そんな些細な問題は無視して、ウチの近所の散歩道で見かける冬鳥には、カルガモ以外のカモの仲間たち (マガモやオナガガモ、コガモなど) がいる。
カモの仲間は近所の一大勢力で、ワイワイガアガアとやかましいくらいだ。

もうちっと静かな冬鳥はいないかと、散歩道を注意して歩いていたら、スズメ大の頑丈なクチバシをした小鳥を見かけた。
頑丈なクチバシというと、ウソ、シメ、ヒワ、イカルなんて、あまり鳥らしくないけったいな名前の一群の小鳥たちがいるけど、この日に見たのはシメ。
なかなかきれいな小鳥である。
野川公園の自然観察園の中にたくさんいるから、見るなら今のうちだ。
あったかくなると彼らはふたたび奥山の鳥になってしまうのである。
※写真はわたしが撮ったものではなく、ネットで見つけたもの。

小鳥が冬になると下野してくるのは、冬になると山に餌がなくなるからという説があるけど、奥山に餌がない季節は都会にもありそうもない (彼らが人間の残飯を食べるなら別だが)。
それよりも小鳥というのは体温調節がヘタで、冷え性なヤツが多いという説のほうが説得力がある、と思っていたら、ま冬の東京に出没するメジロを、ま夏の小笠原で見たこともある。
わからん。

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