レッドクリフの2
なんだなんだなんだ、この映画は。
という 「レッドクリフ (そのパート2)」 をまた観てきてしまった。
そんなにいやなら観なきゃいいんだけど、知り合いがどうしても観たいというもので。
それにしてもこの映画の製作者および監督は、世間を愚弄してんのとちがうか。
いったいどんな観衆のためにこんなアホらしい映画を作ったのか。
原作にない女スパイが敵陣深く潜入し、正体がバレると混乱にまぎれてついと味方の陣にもどってくるとか、時間かせぎのために軍師の女房がたったひとりで敵陣に走るとか、今どきの若者でさえ、多少でも思考能力があれば、そんなのありかヨって思うだろう。
荒唐無稽な映画の本家のアメリカだって、もうすこしつじつまの合うものを作るぞ。
アメリカ映画なら、とうぜん女スパイはとっつかまって裸にされて拷問だ。
ひょこひょこ迷い込んできた女房も、相手の親分に 「おメエの旦那が死ぬところをよく見とけ」 とかなんとか言われて、ねちねちとイタぶられるのだ。
ようするにスリルをたたみかけるという工夫がぜんぜんされてない。
え、ディズニーのお気楽なファミリー映画やってんじゃねえよ、と書こうしたけど、こんなこと書いたらディズニーに怒られてしまう。
ディズニー映画のほうがまだ抒情というものを理解してらあ。
添付した画像は、なんだかよくわからんけど、"赤壁" で検索したらみつかった写真で、アメリカ映画ならとうぜんの場面だ。
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