二木紘三のうた物語
たとえばお風呂に入っているとき、ふと、子供のむーかしにふたりーしてと、なつかしいメロディのワンフレーズが浮かんだとする。
あれはたしか島倉千代子の歌謡曲だったよなと、そこまではいいけど、どうしても歌詞の全部が思い出せないとする。
そうなると気になって安眠もできないし、食事もそぞろという具合になってしまう。
冗談ではなしに、わたしみたいにチ的な生活をしていると、そういうことはよくあるのである。
そういうとき便利なのはインターネットで、歌手の名前や歌詞の一部がわかれば、歌詞の全体を調べることもむずかしくない。
二木紘三という人がいる。
もの書きをなりわいとしている人らしいが、詳しいことはこの人のブログを。
http://duarbo.air-nifty.com/songs/
二木さんのブログは 「二木紘三のうた物語」 といって、早いはなしが、パソコン上のジュークボックスである。
歌謡曲からなつメロ、フォーク、外国のポピュラー、童謡唱歌など、いろんな音楽がMP3形式で聴ける。
曲のすべてに、歌詞の全文と、二木さんのコメントがついているので、音楽を聴きながら曲についての知識や話題もふえてしまう。
このブログによると、上記の歌謡曲は島倉千代子の 「逢いたいなァあの人に」 という歌だった。
トシがばれるからあまり触れたくないけど、この歌の中には “紺のもんぺ” や “姉さんかむり” なんていう言葉がでてきて、ひじょうになつかしいものだ。
わたしにわからないのは、これだけの曲をネットに上げたら、著作権の使用料がバカにならないだろうということ。
演奏自体は本人かだれか、身内の人にまかせてタダだとしても、である。
曲を演奏するだけではなく、歌詞を勝手に引用するだけでも著作権にひっかかるのだ。
そのへんがよくわからないが、それでも好きな音楽を聴いたり調べたりできるのは、わたしみたいにチ的かつコウショウな生活をしている者にはありがたいことである。
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コメント
二木先生はJASRAC(日本音楽著作権協会)と音楽著作権利用の契約をきちんと結んでいらっしゃいます。その契約のマークが左側の下のほうに掲示されています。
投稿: 通りすがり | 2009年6月 5日 (金) 02時00分
二木先生がちゃんと著作権契約を結んでいることはよくわかっています。
わたしにわからないのは、これだけの曲を使用して著作権料を払っていたら、その金額はけっこう大きなものになるでしょう。
それなのに(すくなくともブログには)コマーシャルもついてないし、わたしも「うた物語」を愛用しているのですが、利用するだけで1円も払っていません。
そのへんがよくわからないというだけで、けっして二木先生を貶めるつもりで書いたわけじゃありませんよ。
投稿: 酔いどれ李白 | 2009年6月 5日 (金) 04時09分
たまたまこの記事が目に止まりましたので、ご不審の件について説明しておきます。
私がJASRACに支払っている著作権使用料は、曲数に関係なく、年間1万円です。これには次の条件があります。
(1)ストリーミング配信であること。つまりパソコン等に保存できないようにしてあること。
(2)非商用であること、つまり広告料や曲の使用料を取っていないこと。
(3)音楽データ(mp3)が自作であること。
以上です。
投稿: 二木紘三 | 2020年7月 8日 (水) 00時31分
二木先生へ
私もずーと不思議に思っていました。二木先生のブログは後期高齢者の私にとりまして、日々の糧になっています。お陰さまで、物事を考えていくことが脳トレになっていて、ボケずにいられます。この欄をお借りしましてお礼申し上げます。ありがとうございます。
投稿: konoha | 2020年9月 3日 (木) 17時42分
コメントに気がつくのが遅れました。
ぜひ2020年12月23日の記事をご覧になってください。
投稿: 酔いどれ李白 | 2020年12月23日 (水) 04時30分