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2009年6月15日 (月)

ダーウィンが来た!

昨夜はNHKの 「ダーウィンが来た!」 という番組を観た。
わたしは自然科学や博物学に興味があるし、ときどきおどろくような映像があるので、この番組を観逃さないようにしているんだけど、どうもNHKの姿勢が気にくわない。

この番組は、内容はわるくないのに、全体の作りが子供っぽすぎる。
自然ドキュメンタリーというものはもっとハードな大人向けであっていいはずだ。
子供向けの番組だからというのだろうけど、子供を相手にするような口ぶりで、やたらに過剰な説明を加えるのが親切といえるかどうか。
たとえば英国BBCの自然ドキュメンタリーなど、子供には理解できないとでも思っているのだろうか。

わたしはBBCのデヴィッド・アッテンボローのファンで、彼の番組を残さず録画しているくらいだが、これは大人が観ても十分に楽しめるし、それ以上にハードな制作姿勢が、そのまま自然のきびしさを教えてくれているようで、いつも感心している。

アッテンボローの番組でいまでも記憶に残るのは、あるシリーズの中の 「旅をする種子」 という一巻で、砂漠の上を転がっていく植物の種子をカメラが黙々と追い続ける映像である。
番組の主題を説明なしにこれほど的確に表現したものはなかった。

こうした映像は子供たちの想像力をやしない、自分の頭で考えさせるという重要な役割をになっている。
子供を甘やかすのが昨今の世間の風潮だけど、これはNHKの姿勢もおおいに影響してるんじゃなかろうか。
いつだったか、NHKとBBCの共作した自然ドキュメンタリーを観たら、NHKはそのころ開発した新技術による映像をやたらに多用して、どうだ、すげえだろといった感じで、じつにイヤな気分だった。
ちっとは反省せよと、NHKには苦言を呈しておく。

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