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2009年6月29日 (月)

ジョニ・ミッチェル

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わたしをパニクらせた新しいブルーレイ・プレーヤーで、試しにBSで放映された番組を録画してみた。
番組はBSで放映されたジョニ・ミッチェルのライブ。

この歌手は団塊の世代におなじみで、もちろんわたしはレコードを持っていたけど、正直に告白するとあまり彼女のいいファンとはいえない。
彼女が素晴らしい音楽家 (ついでに画家) であることは認めるけど、とくべつに強力にひかれる曲があったわけではないし、どっちかというとわたしは同時代のミュージシャン、ローラ・ニーロのファンだった。
また70年代にはほかにも聴くべき音楽が多すぎた。

ジョニの歌でいちばんヒットしたのは 「青春の光と影」 だと思うけど、これは最初、他の歌手=ジュディ・コリンズがうたってヒットしたという記憶がある。

その後いろいろ情報通になるにつれ、彼女の存在を無視できなくなって、「光と影」 を含むアルバムと、もっと後になって 「逃避行」 というアルバムを買ってみた。
「逃避行」 はジャケット写真がすばらしくて買ったようなものだけど、ロックやジャズの名演奏を聴くのに忙しかったわたしは、あまり熱心に聴いたおぼえがない。
ただ、そのころ彼女の書いた歌詞を読む機会があれば、もうすこし彼女に対する評価はちがっていたんではないかと思うことがある。

録画したライブは1979年のもので、ということは彼女がジャズの巨人チャーリー・ミンガスと共演するというのが話題になっていた直後のもの。
ミンガスはわたしのもっとも好きなジャズ・アーチストなので、この噂を聞いたときは、ちょっと異質の取り合わせにびっくりした。

異質すぎたのか、それともミンガスが死んでしまったせいなのか、この共演は最終的には流れてしまったようだけど、あのミンガスが彼女のバックでベースやピアノというのがどうも想像しにくくて、どっちみちわたしはあまり期待していなかった。

ライブの中に彼女がバレエ 「白鳥の湖」 の中の黒鳥みたいな格好でスケートをする映像が出てきた。
これは彼女のアルバム 「逃避行」 のジャケ写真に使われていたものだなとすぐ気がついた。
で、もういちど古いレコードを引っ張り出してみようとしたんだけど、考えてみたら、わたしのアナログ・レコードは全部人にやってしまったあとだった。
こういうふうに、ときどき発作的に聴いたり読んだりしたくなるから、わたしはレコードや本のコレクションをなかなか捨てられないのである。

ジョニは映画 「ラスト・ワルツ」 なんかにも顔を出していたけど、若いころは骨ばっていて、あまり魅力的なオンナと思えなかった。
録画したライブのとき彼女は36歳。
金髪のカーリーヘアで、体つきもなんとなくふっくらして、おおっと感じるようないい女になっていた。
だが光陰矢のごとし、このライブで共演していた演奏者のうち、少なくとも3人がもう鬼籍入り。
ジョニ・ミッチェルもわたしより年上だからねえ。
いまでもアルバムは発表しているようだけど、過ぎ去りし青春の光と影をかみしめることがあるんだろうか。

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