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2009年7月 3日 (金)

ケ・セラ・セラ

散歩道では背丈ほどものびた雑草の刈り取りが始まっている。
水のうえには早くもシオカラトンボが飛び始めた。
わが家の近所では例年通りの季節の変化を見ることができるけど、新聞にはときどき気になる記事も。

ほとんどの人が気がつかないけど、今年はミツバチの数が少ないんだそうだ。
今朝の新聞の投稿欄には、野菜にたかる害虫も少ないという投書が載っていた。
害虫が少ないのはけっこうなことじゃないかという人もいるかもしれないけど、害虫というのは人間が勝手に決めつけたことで、虫にしてみれば天然自然のままにエサの野菜をかじっているにすぎない。
地球上の生命はどれも微妙な生態バランスの上で生きているのであり、それぞれに役割があると、害虫のいない自然界の恐怖をレイチェル・カーソンが 「沈黙の春」 に書いたのは1962年のことである。
虫がいなくなることはけっして歓迎すべきことではないのだ。
いまこの瞬間にも、地球温暖化に匹敵する危機が、ひそかにわたしたちの足もとにしのびよっているのかもしれないのである。

あ、わたし?
おいしいものは食べたし、海外旅行はしたし、いい本を読み、いい音楽を聴き、いい映画を観て、恋はしたし失恋もしたし、家族はいない子供もいない、もう何がおこったってジタバタしません。
※ケ・セラ・セラは映画の主題歌で 「なるようになる」 という意味。

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