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2009年7月18日 (土)

花火大会

230

今夜は調布の花火大会。
わが家から会場まで、自転車でもあればほんのちょいの距離なので、何年かまえにじっさいに多摩川まで見にいったことがあるけど、だいたい人ごみのキライなわたしが無理して会場までいく必要はないのである。
花火はわが家のベランダからも見えるし、ちょっと庭の木がじゃまだというなら、となりにあるグランドへ出てみるテもある。

そういうわけでグランドで撮った花火の写真がこれ。
花火の写真は、ネット上に傑作がごまんとあるけど、わたしがお見せするのは、そういう素晴らしい写真じゃない。
傑作を撮りたくてもコンパクトカメラじゃたいして期待できるわけでもないし。

幼いころの郷愁をさそう絵をたくさん描いた谷内六郎さんの作品に 「音のない遠い花火」 という絵がある。
山の向こうの遠い花火を見ていると、音は大気中で消えて花火だけが見えるという説明がついている。
わたしの写真は、そんな素朴でなつかしい花火のつもりである。

グランドには浴衣を着た子供たちもたくさん見物に来ていた。
今夜の花火は谷内六郎さんの絵のように、子供たちにとっていつかきっと、郷愁をさそうなつかしい思い出になるのだろう。

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