アーサー・ラッカム
ここに載せた絵は英国の画家アーサー・ラッカムの作品で、「不思議の国のアリス」 の挿絵であることは誰にでもわかる (2番目はたぶん白雪姫)。
「不思議の国のアリス」 を描いた画家は、原作者のルイス・キャロルを筆頭に、アリスの原点のようなテニエルや、日本の画家もふくめて数えきれないくらいいるけど、絵の魅力からいったらラッカムがダントツ (だとわたしは思う)。
じつはわたしがラッカムという画家について知ったのも、なにかの本でたまたま目にした 「不思議の国のアリス」 の挿絵が最初だった。
子供向けのような他の画家のアリスにくらべると、大人が見てもうなるような美少女のアリスであることに感心してしまった。
原作者のL・キャロルにはロリコンという説がつきまとっているけど、だとしたらラッカムの絵はそういう点まで原作に忠実だったんではないかと、余計なことを考えてしまう。
当時はなかなかこの画家のほかの作品を見ることができなかったけど、ネット時代の今では、ネットの中に彼の絵をたくさん発見することができる。
ラッカムは1939年に亡くなっているから、そうとう過去の人だけど、彼の描いた女性たちの魅力は、ミロのヴーナスのように永遠に不滅のようだ。
ネットで見つけたほかの絵も紹介するけど、こういう女性や少女がキライという人がいるだろうか。
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