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2009年7月17日 (金)

ラフマニノフ

005b

15日に 「風」 というブログ記事を書いたけど、そのときどういう連想からか、とつぜんラフマニノフのピアノ協奏曲第3番が聴きたくなった。
とはいうものの、わたしのアナログレコードは全部人にやってしまって、もう手もとにないのである。
聴きたくなるともういてもたってもというクチなので、やむをえずネット通販でCDを買ってしまった。

ラフマニノフの協奏曲第3番は数えきれないくらいCDが出ているけど、ついなつかしくなって、買ったのはホロヴィッツとフリッツ・ライナーの盤。
これはアナログレコードの時代にわたしが初めて買ったラフマニノフで、1951年録音のモノラル盤だけど、当時いろいろ調べてみたら、これが評論家のあいだでいちばん評判がよかった。
どこがよかったのかと聞かれると、音楽理論にサッパリのわたしは説明に窮してしまうけど、彼女にふられてひとり書斎で煩悶しているような雰囲気と、みんな世間がわるい、オレはわるくないと怒りをたたきつけるような感じが交互にあらわれる (とでもいっておくか)、とにかくすてきな曲だった。
あまりすてきだったので、慌てて、今度はユージン・オーマンディの指揮するホロヴィッツの同じ協奏曲を買ってしまったくらいである。

第二楽章の冒頭に、、まるでロシアの大地を思わせるような、ゆるやかな旋律の流れる部分がある。
この部分にかぎれば、わたしはユージン・オーマンディ盤のほうが好きなのだが、どうも 「風」 とラフマニノフを連想づけたのはこのあたりらしい。

添付した画像は、左ラフマニノフ、右のふざけているおじいさんがホロヴィッツ。

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