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2009年9月10日 (木)

郵便局長会会長サン

朝日新聞が 「新政権・わたしはこう見る」 という連載をしているけど、今朝のそれでは郵政民営化について全国郵便局長会会長という人が発言していた。
もう読まなくて内容がわかっちゃう立場の人の発言だけど、民主党が政権をとって嬉しさがありありというところ。
読んでいてむかっ腹が立ってきた。

冒頭に 「(支持してきた) 国民新党のナントカさんとカントカさんが落選したのは断腸の思い」 とあるけど、こういう立場の人が特定の政治家、政党を支持していいのか。
それをどうどうと公言していいのか。
これでは全国郵便局長会というのが利権団体で、この発言は自分たちの利権を守るためのものであることを証明しているようなもんじゃないか。

予想どおり、郵政民営化のアラばかりあげへつらっているけど、たとえば
「郵便局長は地域に根を張って地域活性化や文化貢献を図る役割を担ってきた」
「民営化で事務量が増えてそうしたことができなくなり、コンビニと変わらなくなった」
これはひっくり返せば、予算無視で地域活性化や文化貢献を図っていたから赤字が積み重なったんじゃないかといえなくもない。
『事務量が増えて、コンビニと変わらなくなった』 というのも、それじゃあロクに仕事もしないで給料をもらっていたのかということになる。

民営商店であるコンビニは、郵便局長会なんぞの想像もできないくらい、血のにじむ思いで合理化を追求しているところである。
郵政民営化というのは郵便局長サンたちにもコンビニなみに働いてもらおう、赤字を消すためにはあるていどサービスの犠牲はやむを得ないという政策なのである。
利権団体にしゃりしゃり出しゃばってほしくないというのがわたしの気持ち。
日本には利権団体がゴマンとあるのだ。そんなものの言い分をすべて聞いていたら、日本は確実に破産だ。
民主党も本気で赤字解消、予算ねん出を図るなら、全国郵便局長会会長サンのゴタクなんぞは無視して、その脳天に正義の鉄槌を振り下ろすべきである。

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