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2009年9月19日 (土)

またSAPIO

近所のコンビニが置かなくなってしまったせいで、最近読む機会がへってしまったSAPIOという雑誌を、ひさしぶりに読んでみた。
今回は美智子妃殿下についての特集号で、皇室についての話題に多くのページが割かれていたけど、わたしは妃殿下については、たぶん世間の大半と同じ気持ちをもっているだけなので、それにはふれない。

それよりも、このあいだの選挙についての記事がなかなかおもしろい。
櫻井よしこサン (右派の論客である) と民主党の中堅議員2人が対談していて、櫻井サンは憲法改正や集団的自衛権について、ずけずけと民主党の考えの説明を求めている。
彼女は女だてらの好戦主義者で (ほめてんだよ)、民主党の友愛主義とは相いれない部分がある人だから、さてどうなっちゃうのか。
それでも相手がなんとか話を合わせているのは、民主党の中にも右派的人物がいるってことか、相手が女性なので遠慮したってことか、対談が血まみれにならないように、あらかじめ民主党の中の思想信条の合いそうな議員を選んできたせいか。
民主党の中にもいろんな考えの人がいるようだけど、それはまあ、いいことだろう。

べつの記事の中にこんな文章も。
民主党が社民党や国民新党を優遇しているのは、つぎの参院選挙をにらんでの深慮遠謀であるとか。
つまり参院選挙でこの両党の協力がほしいものだから、とりあえず優遇しておいて、選挙で勝利をおさめたら、はい、それまでヨということらしい。
考えてみると、選挙で惨敗した政党が新政権の中で重要な地位を占めるというのがおかしな話なんだけど、それなら納得がいく。

ふざけた話だなんて怒ってみてもはじまらない。
こんなことは政治という魑魅魍魎の世界では当たり前のことなんだろう。
いささか現実ばなれした社民党の福島瑞穂サンは、櫻井よしこサンと美人として共通、思想として対極にいる人だけど、この2人を足して2で割ると理想の女性になるんだけどなあ。
やっぱり田中美絵子チャンあたりに成長してもらうしかないか。

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