ケガ
ゴキブリみたいに夜中に台所でごそごそやっていたら、ガラス食器を割ってしまい、そいつで小指の先をざっくり切ってしまった。
血がだらだらで、さあ困った。
流しやカーペットの上は、殺し合いでもあったような凄惨な光景である。
さいわい救急車を呼ぶとか、病院へ行くとかいうほどのものじゃないけど、バンドエイドで抑え込むには傷は深そう。
こういうとき男所帯の、それもずぼらの典型みたいなわたしの部屋には、応急処置の小道具がなにもない。
バンドエイドと赤チンぐらいはあっても、ガーゼや包帯もない。
仕方がないからタオルを指にぐるぐるまいて、夜中にコンビニに行く。
包帯がないというので、消毒用濡れタオル (こういう便利なものも世間にはあるのである) と新しい清潔なタオルを1枚買ってきて、ひとりでしこしこと手当てをする。
なにかの映画で、主人公の殺し屋がひとりで自分の傷の手当てをする場面があって、男の孤独をひしひしと感じさせるなんて批評する人がいた。
うん、ちょうどあんな感じだなと、なんとなくニヒルな気分になる。
ちょうどいい。ブログのネタに困っていたところだ。
即席のニヒルなまま、血はどうやら止まったようだけど、傷ついたのが右の小指なので、右ききのわたしはトイレでしばらく紙の使用に難儀しそうである。
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