負担
鳩山クンが国連で演説して、日本の温室効果ガスを25パーセント削減すると大見えを切った。
このこと自体はわるいことじゃないし、新聞も 1面2面でトップ扱いだけど、ホントに大丈夫かいと心配になってしまう。
ネット・ニュースによると、温室効果ガスの削減というのは、「日本が高い目標を掲げれば、他の国はおもて向き拍手し、影ではひそかに笑う」 というむずかしい問題なんだそうだ。
途上国の削減努力への資金援助なんかも約束しちゃって、この問題じゃオレんちがリードするって姿勢はなかなかのもんだけど (さすがは日本の新首相と喝采する人がわたしの知り合いにもいそうだ)、日本の 1世帯あたり年36万円の家計負担という試算について、みんなちゃんと承知しているんだろうか。
わたし自身は、温室ガスの削減問題で先進国に負担がかかるのもやむを得ないと考えているけど、鳩山クンは一方で、日本が誇る省エネ技術、つまり温室ガスの削減も含む技術に知的所有権があるなんて主張をしている。
そんな省エネ技術で途上国からお金を儲けて、それで途上国への援助をまかなおうってんじゃ、けっきょく自分たちが温室ガスの削減費用を払わされているだけじゃねえかと、途上国が文句をいうのもわかるし、鳩山クンの人間性を判断するのに苦しむよなあ。
文科相はアニメの殿堂を建てないなんて言いだして、これはわたしもそんなもん必要なのかと思っていたくらいだから、たいした功績じゃないけど、八ツ場ダム建設中止を宣言した国交相にしても、中止でこれまでの建設費がムダ、住人への補償が必要と、とにかく新政権がなにか言いだすたんびに、あらたにお金がかかるというのは困ったモン。
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