船上結婚式
知り合いの(そのせがれの)結婚式に参列してきた。
東京湾クルーズつきの船上結婚式だそうだ。
わたしが他人の結婚式に参列するのはひさかたぶりなので、念のため知人に祝儀の相場について訊いてみたら、ええっと、浦島太郎のわたしが知らないうちにずいぶん値上がりしていたのに仰天。
これでは結婚式が月に2、3回もおそいかかったら、貧乏人は生活が成り立たないなと思う。
それでも祝儀の半分は東京湾をクルーズする費用と考えて、にこやかに、無理にほほえみながら結婚式を見守る。
生涯独身主義のわたしには感心するようなものではないけど、ほとんどが女性である新婦の友人たちは、歌をうたったりして嬉しそう。そのうち順番がまわってくると思っているのだろう。
東京湾クルーズは竹芝桟橋から羽田の沖までの一周である。
天気がよかったし、カモメがひょろひょろ、おまけにしょっちゅう頭上を飛行機まで飛んでいて、そんな中で潮風に吹かれるのはなかなか快適。
海は父親のようにわたしをはげまし、母親のようになぐさめてくれる存在である。
ということを、わたしは子供のころからこのトシになるまで、一貫して持ち続けている。
ということを、ブログでのうのうと宣言していると、どこか幼児精神のまま停滞している詩人のよう (でしょ)。
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