おつまみ
最近、美食にこっているわたしがここんところよく作る酒のつまみ。
スーパーでマグロの刺身の売れ残りを買ってくる。
わたしは夜中に24時間スーパーに行くことが多いので、この時間だと売れ残りの刺身が並んでいることが多いのである。
売れ残りであるから、たいていは××パーセント引きなんて値札がついていて、安いのもケッコウなことだ。
ただし、あくまで売れ残りであるから、刺身のつもりで食べると危険である。
この刺身を3センチぐらいの細切れにして、麺つゆとみりんの出し汁につけておく。これでそれ以上の腐敗菌の増殖をさまたげるのである。
ひと眠りして目をさましたら、出し汁のしみ込んだこの刺身をそのまま煮てしまう。
煮上がったら皿に移して、ポン酢かレモン汁をかけて食べるだけ。
この単純なつまみが焼酎でも日本酒でもワインでもなんでもよく合う(とわたしは勝手に思っている)。
なにしろ手間がかからないから、ものぐさな独身男に適した料理である。
これを読んでさっそくオレもやってみようというずぼら人間がいるかもしれない。
しかし、じつは味のほうはそれほどでもないかもしれない。
それほどでなくても、美味しそうに思わせるところがミソである。
世間に出まわっているレシピの本なんて、たいていそんなものだ。
わたしは肉や揚げものがキライだけど、そういう本を読むとつい美味しそうと思ってしまうのである。
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