古いビデオ
わたしの作った古いビデオ映画が出てきた。
友人たちと塩原温泉に行ったときのビデオで、1993年の制作だからまだウインドウズ95以前、パソコンが本格的に普及するまえのビデオである。
当時のわたしはビデオの編集に凝っていて、ほかにも何本かの映画があったんだけど、なにしろメディアが8ミリのビデオテープだったので、ソニーがプレーヤーの製造を中止したとたんに、その大半が不燃ゴミになってしまった。
わたしはソニーの仕打ちにいまでも怒っている。
さいわいこの塩原温泉のビデオだけはCDにダビングしてあった。
そんならほかのビデオもみんなダビングしておけばよかったと思うかもしれないけど、当時のわたしには貴重なテレビ番組のコレクションが数百本もあって、そっちの保存が優先していたから、自作のビデオ映画のダビングまで手がまわらなかったのである。
塩原温泉のビデオだけがダビングしてあった理由は、よくおぼえていないけど、旅行会社の添乗員がかわいい娘だったので、彼女の思い出のためにということらしい。
CDにダビングしてあるということは、デジタルに変換してあるということで、現代のパソコンで再編集できるということではないか。
まだパソコンが普及するまえのビデオなので、タイトルやBGMのアフレコに不満な点がたくさんあるけど、この過去の思い出が濃縮されたような映像を、パソコンでもういちど編集しなおすことは、わたしにとって価値のあることである。
ということで、またお金儲けにならないことを始めてしまった。
ヒマそうなわたしであるけれど、なんかいつも何かに追われているような気分だ。
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