川の光
いつどんな名作映画が放映されるかわからないから、わたしはつねに新聞のテレビ欄に注意をしている。
今日は 「川の光」 という、映画好きのわたしが聞いたことのないタイトルの映画が放映された。
どうもアニメらしいけど、マンガ映画だって 「つみきのいえ」 みたいな傑作の場合がある。
わたしは宮崎駿のアニメは、その絵からして好きになれないほうだけど、注意をしていると、国内国外を含めて、ときどき風変りな絵がらのアニメに出会うことがある。
古くは 「ビートルズのイエローサブマリン」、そして 「キリクと魔女」、「アズールとアスマール」、「マリといた夏」、「鉄コン筋クリート」 などがそうだ。
わたしは映画の内容以前に、まず絵の独創性を重要視してしまうのである。
そこで 「川の光」 も、ネットでどんな絵がらなのか調べてみた。
映画のポスター画像がすぐに見つかり、それを見てびっくりした。
どこかで見たような景色だと思ったら、ポスターに描かれていたのは、わたしがいつもそのわきを散歩している野川の水車小屋ではないか。
この映画はわたしのアパートのすぐ近所が舞台だったのだ。
といっても興味をひかれたのはそこまで。
録画してあとで観てみたら、絵がらはどっちかというと、最近の日本のアニメにありふれた、マスプロ的な、芸術性なんぞこれっぽっちも感じないものだった。
となると内容もロクなもんじゃあるまいと、最後まで観る気にもなれず、消去。
なにかを訴えようというなら、まず絵そのものも思い切ったものにしてくれなくちゃあね。
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