農業
正月に帰省して農家をしている親戚に年始に行ったけど、そのおり後継者問題が話題に出た。
うちの親戚もご多分にもれず、後継者がいなくて悩んでいるのである。
そのことはだいぶ以前から聞いていたので、知り合いの若夫婦、こちらは不景気に直撃されて仕事がかんばしくないという夫婦に、冗談で農業でもやったらどうだと話したことがある。
うーんと、背に腹は代えられないのか、まんざらでもない顔つきだったけど、わたしだってそんなに簡単にしろうとに農業ができるはずがないことぐらい知っている。
農業というのも技術ですからねと、これは年始に行ったさいの会話。
家庭菜園や副業・趣味・道楽で農業をしている人は多いけど、農業だけで食っていくのは大変だ。
今日の夕刊に、荒川の河川敷でニワトリを飼い、菜園を作っているホームレスのことが出ていた。
もちろんこれは土地の不法占拠になるので、国交省はなんとか追い出そうと、鶏フンであたりが汚れ、鳥インフルのおそれもあるなんていちゃもんをつけているらしいけど、どうもこじつけみたいな言い分である。
このホームレスの男性は、ニワトリを10羽ぐらい飼っていて、鶏フンでトマトやナス、ネギなどを育てているという。
なかなか農業のうではいいらしい。
鉢植えの植物さえすぐに枯らしてしまうわたしなんか、つい尊敬したくなってしまう。
いっぽうには後継者不足で悩む人がおり、他方には農業従事者としていいうでを持っていながら、耕す土地のない男性がいる。
こういう人には日雇いの仕事なんか斡旋するより、農地を斡旋したほうが、よっぽど日本のためになると思うんだけど。
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