トルコ/エフェス-1
トルコの3日目に見学したのはエフェスの遺跡。
エフェソスという古代都市の名前なら、なにかの書物でひんぱんに目にしたおぼえがあるけど、あまりものごとを真剣に考えないわたしは、エフェスとエフェソスは別の地名だと思っていた。
ガイドのギュダルさんの説明ではこれは同じものだという。
エフェスはトルコ語、エフェソスはギリシヤ語だそうな。
なにかの書物でひんぱんにとはいうものの、わたしは乱読の傾向があるので、それがギリシヤ神話だったのか、それとももっと下ったシーザーの時代の書物だったのか思い出せない。
エフェスのあたりは女神アルテミスの信仰で有名なところで、アルテミスといえばギリシヤ神話である。
しかしここにはクレオパトラにちなむ遺物もあるそうだから、ローマ時代の文献だったかもしれない。
また新約聖書にも記述があるという。
こうしたことからすると、かなり長期にわたって繁栄した都市のようであるけど、さて、どんなものなのか。
添乗員のあやちゃんが、これはすばらしい遺跡です。
ワタシもあちこちで遺跡を見てきましたけど、こんなすばらしいものはあまりありませんと力説する。
遺跡に行ってみたら入口にノラネコがたくさんうろうろしていた。
日本ではノラネコ、ノライヌは絶滅危惧種だけど、トルコの人たちはこういう動物たちに寛容であるようで、あっちこっちでこの種をたくさん目にした。
絶滅する動物たちに哀惜を感じるわたしとしては、トルコの人々のこうした寛容さをエライと思わないわけにはいかない。
ネコはともかくとして、エフェスの遺跡だけど、これはあやちゃんのいう通りすばらしいものである。
トロイの遺跡は想像していたより小さいのにがっかりしたけど、こちらは大きい。
チケットを買って改札から入場するのだけど、そのあたりですでに、コリント式というのかイオニア式というのか、たくさんの円柱が並んでいるのが見える。
観光客も欧米人から極東アジア人までたくさんやってきていた。
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