因果応報
わたしのまわりにも中国ギライという人がいる。
なんだかわからないけど、とにかく中国が嫌いなんだそうだ。
たいていは一党独裁の共産主義がなんとかと理屈を並べるけど、少なくとも現在の中国よりひどい国はいくらでもある。
一種の人種差別じゃねえかと思ってしまうけど、こういう人は自分たちの置かれた状況を冷静にながめたことがあるんだろうか。
最近のクロマグロの国際取引禁止なんて騒ぎを見ていると、禁止に賛成する人たちは、いちおうは資源保護なんて名目をあげているようだけど、ホントにそんな高尚な問題かいと皮肉りたくなってしまう。
中にはクロマグロをパンダやシーラカンスと同レベルの絶滅危惧種にあげようなんて話もあるそうだ。
昨夜の 「クローズアップ現代」 でも取り上げていたけど、研究次第でサケのような完全養殖も可能とされる魚がなんで絶滅危惧種なのか。
日本を叩くよりもWWFに金でも出して、そういう研究をどんどん発展させたほうがいいと思うんだけど、どうもそういう問題じゃなさそうだ。
この世界にはなにがなんでも日本人がキライという人がいて、日本人をいじめられるなら理由なんてなんだっていいと考えているんじゃないか。
トヨタ叩きのほうは経済戦争の側面があるけど、クロマグロやクジラの問題は、わたしにはそんなふうに見えて仕方がない。
よその国のあそこがキライだ、ここが気にくわないなんてほざいていると、いつのまにか自分たちも他国から、なにがなんでもキライという存在になっているかもしれませんぜ。
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