マンガ-1
先日、わが家に滞在していた芸術家くずれの熊本のKさんと、酒を酌み交わしながらいろいろ雑談したとき、芸術で食っていくのは大変だという話が出た。
Kさんの上京の理由は旧知の彫刻家の病気見舞いということで、この彫刻家はその道ではかなり有名な人らしいけど、やはり大邸宅にふんぞり返って老後を安閑と暮らせているわけではないらしい。
Kさん自身も生来の手先の器用さで、笛やペンを作ってなんとかその日をしのいでいるといった塩梅で、イヌやネコと左うちわで生活しているわけではないのである。
芸術家にあこがれる若者は多いけど、創作活動によろこびを見出すならまだしも、経済的にワリが合うなんてゼッタイに思わないことだ。
Kさんと話をしていて、わたしも悲観的になってしまった。
わたしの場合これから芸術の世界に乗り出すには遅すぎるから、せめて老後のなぐさめに春画でも描くか。
思い切りいやらしいマンガを描いてホームページに載せる。
これは自分への回春効果もありそうだし、世間にはいやらしいものが大好きというご仁が多いというから、アクセスが殺到して、コマーシャルをつければ年金の足しになるかも。
アマイ、アマイ。
わかっている。これはまあ、夢である。
わたしはマンガ家をこころざしたことがあるので、マンガを描くならまあまあの腕だと思っている。
添付したイラストはボールペンでさらさらと、20秒くらいで描いたものである。
ヘタな絵じゃねえかという人がいるだろうけど、本来はエンピツで描いてきちんと墨入れをするもので、そうやって完成したものは、とってもスバラシイ女の子の絵になるはずである。
なんでこんな絵をブログに載せたかというと、じつは次回の記事のための伏線だ。
つまり、わたしは絵が得意なのである、ということを承知しておいてほしいのである。
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