ツクシ
春は思わせぶりに足踏みしているみたいだけど、散歩に出かければこの季節の風物詩のツクシン坊を見ることができる。
ツクシがスギナの花だということは誰でも知っている。
あまり鑑賞にたえない花だけど、食材にはたえるようで、ネットで探すとツクシのレシピなんてのもたくさん見つかる。
ツクシご飯やツクシの卵とじなんて美味しそうだけど、わたしはまだツクシを食べたことはない。
おしたしはいつもスーパーのホウレンソウで作るのである。
わたしの散歩道でも、ツクシを見つけるのはむずかしくない。
たまに草むらに首をつっこんでいる人を見かけることがあるけど、あれは食材としてのツクシを採っているのかもしれない。
ただそんなに数が多いわけではないから、イヌの散歩や頭上のサクラばかりに気をとられていると見逃してしまう。
その程度だと思っていた。
ところがコンビニに買物に行ったとき、たまたまある場所でツクシの大群落を発見してしまった。
あるところにはあるものだ。
場所は近所の園芸農家の畑のわきである。
これだけあれば食材として十分だけど、人さまの敷地だからむやみに入って摘むというわけにはいかない。
このツクシたちは幸せな場所を見つけたものである。
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