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2010年4月 6日 (火)

CAR GRAPHIC

わたしはかなり年期のはいったカー・グラフィック=CAR GRAPHIC(以後CG誌)の愛読者である。
はっきり年代はあかさないけど、つばさを高くかかげたシャパラル2Fがル・マンを走っていたころからの読者であるといえば、見当のつく人もいるだろう。
ずいぶん長くこの雑誌を購読していたけど、いちおう啓蒙される部分はされ尽くしたってわけで、なん年かまえに買うのをやめてしまった。

最近ガソリンスタンドでこの本を立ち読みする機会があったんだけど、あいかわらず掲載されている写真がすばらしい。
そんな写真を見ていて不思議に思ったことがある。
車の写真には流し撮りというテクニックがある。
車自体はピタリと静止しているのに背景が流れるようにぶれているというもので、動きを表現するときによく使われる。
もちろんCG誌の写真でもいたるところでこのテクニックが使われている。
ところがよく見ると、わたしのような世代には理解しがたい流し撮りの写真が、最近は多いのである。
たとえばS字カーヴを車が走っていて、車はもちろん止まって見えるけど、背景がこのS字にそってぶれているのである。
こんな撮影方法があっただろうか。
また並走する車から撮影したような写真で、撮影者がどの位置からどんな姿勢で撮影したのかと疑問に思う写真もある。

ひょっとするとこれはコンピューターで加工した写真ではないか。
ひょっとするとそういう写真を取り入れることになった事情を、CG誌自身が過去に説明したことがあるかもしれない。
もしあるならそのバックナンバーを教えてくれる人はいないだろうか。わたしはそうした技術にひじょうに興味があるもので。

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