人工衛星
アイスランドの噴火の影響、じゃないけど、山崎直子さんのスペースシャトルがもたもたしているようである。
閑話休題ってわけで、今日は科学のお話。
わたしは専門家じゃないし、大学も出てないからあまりあてにされても困るけど。
人工衛星については誰でも知っている。
それがなんで宇宙空間に浮いていられるのか。
無重力だからってのは答えにならないし、だいいち正解じゃない。
SF少年だったわたしは、子供のころたくさんのSF小説を読んだ。
小説の中によくロケットで宇宙へ飛び出すシーンがある。
こういうときものすごい遠心力がかかるそうで、乗員はたいてい苦痛に顔をゆがめるのである。
なんで遠心力がかかるかっていうと、地球の引力圏から脱出するために猛スピードを出さなければならないからである。
脱出スピードが足りないとロケットは地球に落下してしまう。
なるほどねと、このへんまではふつうの感想。
しかしわたしならずともちょっと考え深い子供なら、そのうちちょいとした疑問を持つんじゃなかろうか。
速ければ地球を脱出できる、遅ければ落下してしまう。
それじゃあその中間はどうなんだ。
うまくスピードをコントロールすれば、脱出も落下もしない中間点に浮いていられるんじゃないか。
その通り。山崎直子さんはスペースシャトルに乗ったまま地球に向けて落下していたのである。
ただスピードを微妙にコントロールしていたため、外へ向かって飛び出そうという力も働いていたので、地球をながめる場所で宙ぶらりんになっていたというわけだ。
素人が断言していいものかどうか心配だけど、人工衛星というのはこういうものである。
SFだけではなく、いろんな科学技術の本を読みふけっていると、人工衛星についてさらなる疑問がわいてくる。
空の高いところを飛ぶ人工衛星は、地球のまわりをゆっくりまわってもいいけど、地球に近づけば近づくほどスピードを上げないと、やっぱり落下してしまうのだそうだ。
地球からのある高さを境にして、それより高いところを飛ぶ人工衛星は地球の回転よりもゆっくり飛んでかまわないが、それより低く飛ぶものは地球の回転よりも速く飛ばなければならない。
なるほどねと、このへんまでもふつうの感想。
しかし、それじゃあその中間点はどうなんだ。
つまり、「ある高さ」 にちょうどぴったりの高さを飛ぶ人工衛星はどうなるのだ。
こういう疑問も、ちょっと考え深い子供なら必然的の帰結である。
この高さを飛ぶ人工衛星は地球の回転と同じ速さで飛ぶので、地上から見ると同じ場所に静止しているように見える。
最近はいろいろ種類が増えているのでいちがいにいえないようだけど、このタイプの人工衛星は通信衛星として重要な役割を担っている。
わたしがアーサー・C・クラークより早く生まれていれば、通信衛星の特許をとって、いまごろはスリランカで悠々自活だったのにと悔やまれてならない。
| 固定リンク | 0



コメント