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2010年4月30日 (金)

特大号

この時期の週刊誌はゴールデンウィーク特大号である。特大号というのは2週間分がまとめて発行されるのである。
内容も2週間分が圧縮されていればケッコウだけど、どっちかという拡散しちゃっている場合が多い。
週刊文春は新潮とならぶ硬派の週刊誌であると、わたしは思っているけど、特大号といってもふだんとあまり変わらない記事が多い。
巻頭に美女図鑑というグラビアがあるけど、これは過去の図鑑で使いそこねたあまり写真じゃないのか。
今日の新聞の川柳欄にこんな句が載っていたぞ。
  社の都合恥ずかしながら特大号

最近の週刊誌ではワイド特集というのが大流行りで、特大文春の今回のそれは“この女のナゾを解く”。
一見意味深長なタイトルで、30人以上の話題の女性の現状が報告されているけれど、わたしは他人がどうしたこうしたってことにあまり興味がない人間なので、せっかくのワイドもあまり役にたたない。
だいたい「キム・ヨナ/投資で大ピンチ」だとか「浅田真央/デキちゃった婚に」、「上村愛子/夫の事情」、「破局が報道された宇田多ひかる」なんて、読んでみると、なんだ、これといいたくなるようなものばかり。
連載されている小説・エッセイ・マンガの類では、まず小説はぜんぜん読まないし、エッセイやマンガもなんとなく毒のないマンネリぎみのものが多くて、かろうじておもしろいと思った(共感を感じた)のは、中村うさぎサンのだらしない性格への嘆き節くらい。
ま、一週間にいっぺんの頻度で、おもしろい、役に立つ、充実した、新鮮な週刊誌を作れっていうほうがムリか。
370円分のヒマつぶしにもならなかった。

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