桜の名木
この季節になると、三春の滝桜とか本巣の薄墨桜とか、あっちこっちから桜の名木の便りが聞こえてくる。
わたしのブログでは、原則として動植物の名前はカタカナ表記だけど、今回は例外。
わたしも有名な桜を見たいと思うけど、観光バスまで押し寄せるそうなので、人ごみギライのわたしはそれだけで遠慮してしまう。
そんなところまで出かけなくても、わたしの家の近くにだって桜の名木はあるのである。
たとえば三鷹市のSECOMという会社の玄関まえに植えられている桜。
これはなかなか形がいい。
形がいいからこそ、わざわざ費用と労力をかけてよそから移植したんだろうけど。
ほかにも、これはいい木だというものが、わが家の近所にいくつもある。
だいたい桜の名木というのはどういう木のことをいうのか。
世間さまの基準では、まず樹齢の古さ、幹の張り具合、花の数など、いろいろ条件があるらしいけど、樹齢◯百年なんていわれると、わが家の近所に合致する名木があるかどうか疑わしい。
わたしの推す条件はもうすこしゆるやかで、縦より横にひろがっている、均整のとれたマッシュルーム型がエエというところ。
添付した写真は3枚ともわが家から徒歩5、6分のところにある桜である。
1枚目は樹齢からしてもそうとうのもののようだけど、惜しむらくは車の往来のはげしい道路ぎわにあって、電線も目ざわりだし、そういう点で尊敬されているようにみえないのが気のドクだ。
2枚目のほうはもうすこし目立たないところにあって、そのひっそりぶりに好感が持てるけど、樹齢からすればまだ青二才といったところである。
3枚めは、マッシュルーム型という条件からはずれるけど、近所の公共施設の中にある桜で、地面すれすれまでに枝をたらした桜の並木が圧巻といえるくらいすばらしい。
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