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2010年5月 4日 (火)

新しいアフリカ

日曜日に放映された 「アフリカン・ドリーム」 という番組を観ていたら、ひじょうに魅力的なアフリカ女性が出てきた。
彼女はアフリカのボツワナに進出した、欧米系ダイヤモンド加工会社の社員なんだけど、工場を視察にきた欧米人社長を、はすっかいに見つめるまなざしの妖しいこと。
といってもべつに彼女はこの社長に気があるわけではなく、たんにアフリカ女性に天性の、くったくのないゆとりに満ちたまなざしだったようだけど、わたしがこんな目で見つめられたらいっぺんで舞い上がってしまいそう。

そんなことはどうでもエエ。
近代的な企業の中で、会社の制服の、さっぱりしたブルーのシャツを着ているアフリカの娘たちを見ていると、一種の感動をおぼえてしまう。
アフリカというと、裸の黒人がヤリを持ってライオンを・・・・・・ とまではいわないまでも、どうしてもしょっちゅうテロだ、内乱だと殺し合いばかりしている大陸じゃないかというという印象がある。
乱立する小さな国の指導者はたいていが独裁者で、富と権力を独占し、きれいな姉ちゃんとベッドの上でいちゃいちゃ・・・・・・ しているときに、べつの新しい指導者に政権をひっくり返される。
ひっくり返した指導者というのがまたどうしようもない奴で、富と権力ときれいな姉ちゃんが繰り返される。
そのたんびにかわいそうな国民は、柱時計の振子みたいにあっちへ右往、こっちへ左往して難民化する。
もうしわけないけど、わたしのアフリカ観はそんな感じだった。 日本に生まれてよかった、とつねづね思っていた。

しかし 「アフリカン・ドリーム」 中には、自分で事業を興したアフリカ人、起業の夢をもつ娘などが登場し、会社を経営するアフリカ人は、診療所も経営していて、そこでみんなが必要とする共同の井戸を掘ろうとするのである。
政治家も、一方的な被搾取の関係から、欧米企業に対してどうどうと国の権利を主張する人たちが出てきた。
私利私欲に走らない近代的な経営者や政治家の登場だ。
わたしの知らないあいだに、いつのまにかアフリカはグローバル化された民主国家になっていたみたいである。

かってしいたげられていた民族が、自立心を持ち始めたとすれば、それはケッコウなこと、いや、歴史的にみるとしいたげられた経験の少ない日本にとっちゃ災難かもしれない。
これまでは経済協力して、相手に貸しをつくって、まあ、頑張りなさいよと大きな顔をしていればよかったのに、これからは対等な関係である。
いや、アフリカは資源大国であるところが多いから、これからは日本のほうが卑屈な笑みをうかべて、相手にすりよるような事態になるかも。
日本や欧米が年寄りのおじいさんになったのに比べて、中国、インド、そしてアフリカなど、新興国家群の若々しいこと。
ボツワナのダイヤモンド加工会社の魅力的な娘を見て、つくづくそう思ってしまった。

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