電子ブック
作家の京極夏彦サンが iPadで読める本を出すそうだ。
紙の本も同時に発売されるけど、電子版のほうが安いらしい。
安いのはけっこうなことだけど、そもそも iPadがなければ読めないのだから、まずそれを買わなければならない。
だいたい iPadっていくらするんだ。
調べてみたら文庫本が100冊買えてしまう値段だった。
そんなもの買ったとしても、それで読める本の品ぞろえが、わたしでも満足できるほど充実するのはいつのことか。
品ぞろえもないのに iPadを購入したとする。
こういう電子機器の進歩は目まぐるしいものがあるから、そのうちさらに新しい機種やバージョンが出るだろう。
こんなものに関わっていたら、本末転倒で、またまたソフトよりも機械を追っかけまわすはめになるんじゃなかろうか。
紙の本はパルプで作る。
電子ブックはさまざまな原料、部品のかたまりである。
どっちが環境にやさしいかという議論もあるらしい。
電子ブックを 1台買えば、それだけパルプの需要が減るから、天然資源の節約になる。
という意見にはどうもすなおに賛成できない。
じっさいはどうか知らないけど、紙の本と電子ブックを比較して、電子ブックのほうが環境にやさしいなんて。
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