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2010年5月19日 (水)

TOKKO

映画としてはぜんぜんおもしろくないけど、昨夜、おとといと、なんか問題ありそうな映画が立て続けにテレビで放映された。
おとといのはブログの前々項に書いた「フォッグ・オブ・ウォー」で、昨夜は「TOKKO」という映画。

TOKKOは特攻のことである。
大戦中に沖縄で空から米軍におそいかかった神風特攻隊のことである。
この映画は特攻隊員を祖父にもつアメリカ人女性がつくったドキュメンタリー映画だ。
いろいろな意味で問題作だし、わたしはこういう映画にも興味がないわけじゃないけど、生存者へのインタビューと戦争の記録映像を組み合わせるだけなら、NHKもよくやっているのでそれほど新味があるわけじゃない。
だから戦争はイケマセンと当たり前の感想を述べる気にもなれない。

この映画を観ていてイスラムの自爆テロを思い出した。
識者の中には、日本の特攻隊と自爆テロを同列に並べるのをいやがる人も多いけど、死にゆく者にとっては、たぶん同じだと思う。

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