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2010年6月 2日 (水)

舞台うら

鳩山クンの退陣劇をみていると、なんとなくその裏側の舞台が透けてくる。

本人たちはみにくい内輪話をゼッタイに明かさないだろうから、この先はわたしの勝手な想像になるけど、鳩山クンの言い分を本音でいえば、オレを辞めさせるんならアンタも道連れだぜと小沢クンに迫ったんじゃないか。
退陣を迫られてからとってつけたようにクリーンな政治を言い出したこと、前日の新聞では小沢、輿石両名の仏頂面に比べ、親指なんか上げちゃってまだまだやる気まんまんだったこと。
そんな鳩山クンを見ていると、ついそう思いたくなってしまう。

退陣表明では、クリーンな民主党に回帰すべきだなんてきれいゴトを持ち出したけど、そんならなんでもっと早く退陣しなかったのか。
同じ政党の他人も道連れなどということは、政治家なら普通はやるまい。
もちろん鳩山クンが辞めれば、けっきょくは小沢クンも辞任に追い込まれたかもしれないけど、それはまたべつの次元の話である。

オレを辞めさせるならアンタも道連れだ。イヤならオレを続投させろ。
これはまあ、一種の恫喝だけど、そうしてまでなにがなんでも地位にしがみつこうという鳩山クンをみては、小沢クンもついに権力をすべて手放す決意をせざるを得なかった。
「もうみなさんとお会いすることはありません」 という小沢クンの記者団に対する発言は、飼い犬に手をかまれた闇の帝王の悔しさがにじんでいるように思える。
鳩山クンがつぎの衆議院選挙に立候補しないという情報もあるけど、自分の思い通りにいかないと投げ出すという、お坊ちゃまの面目躍如だな。

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